Exhibition

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企画展「変容のありか 流れる時間の捉え方」
cobird/片岡純也+岩竹理恵
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会 期:2020年2月9日(日)〜2020年3月22日(日)
時 間:10:00-19:00(入場は18:45まで)
会 場:藤沢市アートスペース

主 催:藤沢市、藤沢市教育委員会

後 援:神奈川新聞社、J:COM湘南・神奈川、レディオ湘南

協 力:公益財団法人藤沢市みらい創造財団、一般財団法人藤沢市開発経営公社

 

2020年1月より同スペースのレジデンスに参加し、スタジオで制作した作品を中心にした企画展に参加しました。​コラージュやキネティックな立体作品を発表する片岡純也さんと岩竹理恵さんの2組展となりました。

 

​以下はリリース文より

本展は時間をテーマにした作品を手がける二組のアーティストを紹介します。

サイアノタイプ(青写真)という原始的な写真技法や動画データを平面作品に再構成する技法を使用しコラージュ作品を手掛けるcobird。
身近な物にエネルギーを与え動かすことで、本来の役割とは離れた物の特徴を抽象化させるキネティックな作品と、時間と空間の次元を往還させるようなコラージュ作品を組み合わせて、ユニットとして活動する片岡純也と岩竹理恵。作品を通して、時が変容する瞬間、またその過程を想像する場に立ち会えるでしょう。
※本展覧会はコロナ感染拡大防止のため、3月6日(金)より中止になりました。

​以下は展示に向けた私のステートメントになります。

「変容のありか 流れる時間の捉え方」にあたって  cobird / コバード

ジャッキーブラウンのサントラでミニー・リパートンの声がIntelligentHoodlumの元ネタだと理解したのは、アナログを買ってしばらくたってからだった。
昨年も熊谷の雄による傑作アルバムを締めくくるヌジャベスの引用、その言い様のない刹那さにひとつの邪推にたどり着いた。
文脈なんて論じるほど堅苦しくなく、粋でいなたいプロレス。
ヒップホップには今でもこうゆう部分に驚かされる。
ブレイクビーツという発明と思想、その名は既存レコードの間奏箇所、つまりボーカルのブレイク部分のドラムフレーズをつなぎ合わせた事を一説とする。もう半世紀近くも前の出来事だそうだ。
サンプリングはしばしば時を超える。
今2020年を生きる僕らにとっては、お気に入りのネタのどちらの誕生が先でどちらに価値があるなんてどうでもよく、ひとしきり聴いた後はユーチューブの検索窓に関連タイトルを打ち込むのだ。
人は色んな側面から真理に到達したいのだと思う。そもそも私に科学や宗教または哲学を理解できる頭があれば、美術家を選択する事はなかったろう。
この数年、コンプレックスを身にまとうように、私はサイアノタイプという日光で媒体に定着する至極原始的で科学的なプリント技法を作品に利用している。
感光は光量と時間のみに従い物質化する。
露光作業を行っていると物理法則は非情だと感じる。しかし同時に毎回浮き出る愛らしい青い像たちに個性を感じずにはいられないのだ。
常識とは言いえて妙で、常は時代や人々によって変容する。またそれが急激に方向を変えることも多々。当たり前は当たり前のままでなく、いつのまにかどこかの大金持ちが本当に宇宙へ旅行をする時代になった。そして日本には2回目の祭典がやってくる。
しかし、やってくると書いたこの2月の文言さえも、驚くことに世の常が急ハンドルを切り修正せざるを得なかったのだ。
目に見えないものとの対峙、そして俯瞰で見ることのできない世界。
思えば2011年の教訓を忘れ去るのも、それを地続きの怪談と捉えるのも自由だ。だが今、あのチャンネルの、あの芸人が盲信する、あの陰謀論があながち夢想と思えないくらい、更新され続ける情報の渦の中、誰もが舵を取れないでいる。
しかし私は誰に頼まれるわけでもなく素材をカッターで切り裂き、縦横のパーツを織り上げる日々だ。
時たま下らないことを思う、ノリを使わず組み合わさるこのパーツ達は本当に物理法則に沿ってこの世に留まっているのだろうか?
ビジュアルと言葉は相見え、卵が先かニワトリが先かは問題ではない。没頭と退屈の時間を行き来しながら形づくられた作品は、僕にとっては大事な生活なのだ。

 

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個展「時と場合」

会 期:2018年11月16日(金)~12月7日(金)
時 間:12:00~20:00
会 場:ギャラリー月極/東京都目黒区東山3-12-4 第二東邦ビルB1F

 

 

本年2018年夏に台湾・高雄にて”Pier-2ArtCenter”のレジデンスプログラムに参加しました。レジデンスでは今までのメインメディアであるコラージュワークを継続しつつ、その素材の為にサイアノタイプ(青写真)という暗室を使用せず、太陽の光だけで紙に定着できる原始的な写真技法を利用し屋外撮影を敢行しました。世界は誰もがインターネットを通じ同じイメージや情報を取得する事ができる時代になりました。私はそんなイメージをネガフィルム化し、あえてそのバーチャルイメージを実際に現実の同じ場所に持ち入れ同じ場所の太陽の光で定着し物質化するプロセスにこだわりました。

帰国後もこのレジデンス研修成果をもとに [時間]と[空間]そして[意識]というキーワードを核にサイアノタイプをベースにした様々な作品制作を行いました。

本展示ではGooglemapを利用し、撮影場所を実在の台湾・高雄市の同じ座標に限定した作品「時と場合」や、歴史的事件やスポーツのルールに存在する限定された時間を利用し、同じ時間だけ露光作業をおこなった作品「2つの73秒」「それぞれの3分」などの新作を中心に発表しました。

また展示ではミュージシャンの友人yawnoにオリジナルの音楽を依頼しました。 会場では誰でもこのイベントに合わせたサウンドスケープを楽しむことができました。

https://soundcloud.com/yawno/tim-ean-d-ca-s-e/s-QEqJV

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個展「氣配」

会 期:2017年2月18日(土)~3月5日(日)火曜・水曜日休み
時 間:11:00~18:00
会 場:光明寺會館2Fスタジオ/広島県尾道市東土堂町2-1

 

 

昨年より、「幽霊」と「織物」をテーマにコラージュ作品を中心に発表。夏には今回の展示の舞台となるAIR尾道のスタジオにて約2ヶ月間の滞在制作を行いました。

墓地に囲まれたスタジオで更けた夜。
締め切った空き家の暗闇。
尾道での経験がヒントとなり、核となる種が生まれました。
“気配”とは「はっきりとは見えないが、漠然と感じられるようす。」と国語辞書には記されています。「目に見えない世界を信じる」とは乱暴な言い回しだが、美術には物理と精神の間を表現する機会がいまだに与えられているのだと私は考えます。

今回は動画を縦糸の様に切りわけ、織り込んだ新シリーズ「60☓100」や、心霊写真をヒントにした「Spook photo」シリーズなど、従来のコラージュ作品に加え、スタジオロケーションを活かし、視覚以外で”気配”を感じられる遊び場=インスタレーションを発表いたしました。

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